Vibe Coding (バイブコーディング) とは? - Webデザイナーが実務で感じたAI時代の開発と月100万円稼けるのか

Vibe Coding (バイブコーディング) とは? - Webデザイナーが実務で感じたAI時代の開発と月100万円稼けるのか

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小林 祐也

2026.03.10 更新

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最近、開発の世界でよく聞く言葉があります。

「Vibe Coding(バイブコーディング)」

最初にこの言葉を聞いたとき、正直ちょっと怪しいと思いました。 「なんかスピリチュアルっぽい名前だな…」って。

でも実際に使い始めてみると、 今までの開発の常識が変わるレベルのものでした。

私は普段、Webデザインとフロントエンドの仕事をしているんですが、 最近の制作現場ではかなりの確率で AIを前提にした開発になっています。

この記事では

  • Vibe Codingとは何か
  • Web制作の現場ではどう使われているのか
  • Webデザイナーでもできるのか
  • Vibe Codingで月100万円稼ぐのか

を、 実務の感覚も交えながら解説していきます。

Vibe Codingとは?

Vibe Codingを一言で説明すると、

AIに「作りたいもの」を伝えてコードを書いてもらう開発スタイルです。

例えば昔は、ログイン機能を作るなら

  1. HTMLを書く
  2. CSSを書く
  3. JavaScriptを書く
  4. バックエンドを書く

という感じで、 全部自分でコードを書いていました。

でも今は違います。

AIにこう言うだけです。

ログイン機能を作ってください
・メールログイン
・パスワードリセット
・Googleログイン

するとAIが

  • Controller
  • Route
  • UI
  • バリデーション

まで作ってくれます。

つまり、コードを書く仕事 → AIに指示する仕事に変わってきています。

Webデザインの現場で感じた「開発スピードの異常な変化」

ここからは、ちょっと実務の話をします。

Web制作をやっている人なら分かると思うんですが、 地味に時間がかかるのが UI実装です。

例えば

  • カードUI
  • モーダル
  • フォーム
  • ダッシュボード

こういうのって、「デザインは30分でできるのに実装で2時間」みたいなことが普通にあります。

でも最近は

  1. AIにUIを説明する
  2. コードを生成してもらう
  3. 微調整する

この流れで、 実装時間が1/5くらいになりました。

例えば、「TailwindでカードUI作って」と書くだけで

  • レスポンシブ
  • hover
  • shadow

まで入ったコードが出てきます。

最初にこれを見たときは、「これもう人間が全部書く必要ある?」って思いました。

Xなどでも作ってみた投稿がいくつか目に入り、実際プライベート感覚でも開発ができちゃいますね😃

XユーザーのArina | プロダクトデザイナー / PdMさん: 「Vibe codingすごいし楽しい✨ 自分の欲しいアプリ作ってみた!! https://t.co/7LbwAGBlZj」 / X

実務で感じるVibe Codingのメリット

AIの話は誇張されがちですが、 実際に制作で使っていて感じるメリットはかなり明確です。

まず一番大きいのは スピードです。

例えばLP制作。
昔は

  • デザイン
  • コーディング
  • レスポンシブ調整

丸1日くらいかかることが普通でした。
でも今は

  • AIでHTML生成
  • 微調整

1〜2時間で終わることもあります。

もちろん100%自動ではないですが、「ゼロから書く時間」がほぼ消えました。

Vibe Codingのデメリット

ただし、良いことばかりではありません。

一番の問題は、コードの理解が浅くなることです。

AIがコードを書いてくれるので

  • なんとなく動いている
  • 原因が分からない

という状況になりやすいです。
なので

最低限のプログラミング知識は必要だと思っています。

Vibe Codingで月100万円稼ぐ方法 / 現実

ここまで読むと、「AIがあれば誰でも簡単に月100万円稼げるのでは?」と思うかもしれません。
ただ、実際の仕事の現場で感じるのは、AIが解決してくれるのはあくまで「実装の一部」だということです。
仕事を取る力や企画力、ユーザーに価値を感じてもらえるサービス設計などは、今までと同じく人間の仕事として残っています。

むしろAIが普及したことで、開発そのもののハードルは下がり、競争は以前より激しくなっているとも感じます。
誰でも作れるということは、同じようなサービスやツールが一気に増えるということでもあります。
そのため、「AIを使えば簡単に稼げる」というよりは、「AIを使ってもなお価値を出せる人が残る」という状況に近いかもしれません。ここでは理想論ではなく、実務の感覚としてのリアルを説明していきます。


① Web制作の効率化(案件を取る方が難しい)

一番現実的なのは、Web制作の効率化です。
例えばLP制作やコーポレートサイト、簡単なWebアプリなどは、AIを使うことで制作スピードがかなり上がります。
デザインをもとにUIコードを生成したり、フォームやカードUIなどをAIに書いてもらったりすることで、コーディング時間は確実に短縮されます。
実際に使っていると、以前なら数時間かかっていた作業が30分程度で終わることも珍しくありません。

LP制作で単価が10万円だとすると、月10件で月100万円という計算になります。
理論上は、制作スピードが上がればこの数字に近づくことも可能です。
ただしここで一番大きな問題になるのは、「その案件をどうやって取るのか」という部分です。
制作のスピードが上がっても、営業や見積もり、クライアントとの調整、修正対応などの時間が減るわけではありません。

実際の制作現場では、作業時間よりもコミュニケーションの時間の方が長いこともよくあります。
また最近では「AIで作れるならもっと安くできるのでは?」と言われることも増えてきました。
そのため、制作効率が上がったからといって収入がそのまま増えるわけではなく、案件の取り方や付加価値の出し方がより重要になっています。


② マイクロSaaS(作るよりユーザー獲得が難しい)

AI時代に増えているのが、いわゆるマイクロSaaSと呼ばれる小規模サービスです。
SEOツールやSNS分析ツール、デザイン生成ツールのように、特定の機能に特化したサービスを個人で作るケースが増えてきました。
Vibe Codingを使えば、こうしたサービスのプロトタイプを数日で作ることも十分可能です。
以前と比べると、サービスを作ること自体のハードルはかなり下がっています。

ただし、ここにも大きな落とし穴があります。それは「作っただけでは誰も使わない」ということです。
SaaSの難しいところは開発ではなく、その後のマーケティングやユーザー獲得、継続利用をどう作るかという部分です。
多くのサービスは完成した時点がスタートで、その後に集客や改善を続けていく必要があります。

実際には「作って公開したけれど、ほとんどユーザーが来ない」という状態になるサービスもかなり多いです。
そのため、AIで開発できることとビジネスとして成立することは全く別の話だと考えておいた方がいいと思います。
開発スキルよりも、どんな課題を解決するのかという視点の方がむしろ重要になっています。


③ AIツール制作(すでに競争が激しい)

最近はAIを使ったツールも急激に増えています。
AIライティングツールや画像生成ツール、デザイン生成ツールなど、AIを活用したサービスは毎日のように新しいものが登場しています。
一見すると「AIツールを作れば稼げそう」と感じるかもしれませんが、実際にはかなり競争が激しい分野です。

その理由の一つは、AI APIを使えば似たようなツールを比較的簡単に作れてしまうことです。
参入障壁が低いため、同じようなアイデアのサービスが短期間で大量に生まれます。その結果、ユーザーから見ると「どれも似たようなサービス」に見えてしまい、差別化が難しくなります。

成功しているAIツールをよく見ると、単にAIを使っているだけではなく、特定の業界や特定の業務に深く入り込んでいるケースが多いです。
例えば「デザイナー向け」「マーケター向け」「EC運営者向け」といった形で、明確なターゲットと課題を持っています。
つまり重要なのはAIそのものではなく、誰のどんな問題を解決するツールなのかという部分です。

結局いちばん重要なのは「何を作るか」

Vibe Codingが広がってきて感じる一番大きな変化は、「作れるかどうか」よりも「何を作るか」の方が重要になったことです。
以前はアプリやサービスを作れる人自体が少なかったため、それだけで価値がありました。
しかし今はAIを使えば、多くの人がある程度のものを作れるようになっています。

だからこそ、これから重要になるのは課題を見つける力やプロダクトの設計力、そしてユーザーに使ってもらうためのマーケティングです。
AIは実装を助けてくれますが、「何を作るべきか」という部分は人間が考える必要があります。
Vibe Codingの本当の価値は、作ることを簡単にすることではなく、アイデアを試すスピードを大きく上げてくれる点にあると思います。

まとめ

Vibe Codingは AIにコードを書かせる新しい開発スタイルです。

これによって

  • 開発速度が大幅に向上
  • 非エンジニアでもアプリ制作可能
  • 個人でもSaaS開発が可能

という変化が起きています。

Vibe Codingを活用すれば 個人でも月100万円規模のビジネスを作ることは十分可能です。

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