Webデザインの現場は、日々進化しています。
近年では、AIを活用してワイヤーフレームやUIを自動生成するツールが
急速に注目されるようになりました。
その中でも特に話題なのが 「Relume」 です。
この記事では、WebデザイナーにとってRelumeがどれほど役立つのか、
無料でどこまで使えるのかを詳しくご紹介します。
Relumeとは?|AIでWebサイト構成を自動生成
Relume(リリューム)は、オーストラリア発のAIベースのWebデザインツール。
FigmaやWebflowと連携し、WebサイトのワイヤーフレームやUIコンポーネントを自動で生成できるのが最大の特徴です。
主な機能
- AI Site Builder
キーワードを入力するだけで、ページ構成・テキスト・コンポーネントを自動作成。 - UIコンポーネントライブラリ
何千もの再利用可能なデザインパーツを提供。 - Figma連携
生成したレイアウトをワンクリックでFigmaにインポート。 - Webflowエクスポート
ノーコードで直接Webflowに組み込み可能。 - ブランディング適用
カラーやトーンをAIが自動で反映。
ワイヤーフレームからデザインへの移行が爆速で完了!
提案資料やプロトタイプの作成もラクに。
無料でどこまで使える? Relumeの料金プラン

Relumeは無料プランありのモデル。以下が2025年6月時点の内容です。
無料プラン(Free)
- 1プロジェクト / 1ページ のみ生成
- Figmaのみ出力可能
- シェア / コメント不可
- コンポーネント数に制限あり
有料プラン(Pro / Team)
プラン名 | 概要 |
---|---|
Starter($18 / 月1人あたり) | 1つのプロジェクト、5ページまで作成が可能。 シェア、コメントができるようになる。 作れるコンポーネント数が格段に増えます。 |
Pro($40 / 月1人あたり) | Startereの機能 + プロジェクト・ページの作成が無制限に |
Team($36 / 月 3アカウント) | Proの機能 + チームワークスペースやブランド共有が可能に |
無料でも機能の基礎は十分に体験可能!
制作本番やクライアントワークにはProがおすすめ。

RelumeはWebデザイナーに必要か?
向いている人
- ✅ サイト構成・ラフ作成を効率化したい
- ✅ Figmaでデザインしている
- ✅ Webflowでの構築に慣れている
- ✅ スピーディーに提案資料を作りたい
- ✅ コンポーネント設計の時間を短縮したい
向いていない人
- ❌ 完全オリジナルデザインをゼロから作りたい
- ❌ コード主導でサイトを組みたい
- ❌ 決まったワイヤーフレームしか使わない
Relumeを使う3つのメリット
① 爆速ワイヤーフレーム生成
キーワードを打つだけで、ページ構成+テキストが自動で出力。
アイデア出しにも最適です。
② Figmaとの連携でそのままデザインに活用
デザイン案をすぐFigmaに取り込めるので、余計な操作は不要。
デザイン業務とスムーズに連携します。
③ 提案資料やプロトタイプに強い
1日で何パターンもモックを出せるので、クライアント提案の質とスピードが両立できます。
Relumeの日本語対応状況
Relume自体は 現時点(2025年6月)では公式に日本語対応していません が、
以下のような形で部分的に日本語化して使うことは可能です。
項目 | 日本語対応状況 |
---|---|
ユーザーインターフェース(UI) | ❌ 英語のみ(日本語表記なし) |
AIが生成するテキスト | ❌ 英語のみ(プロンプトが日本語でも英語出力) |
Figmaへの出力 | ⭕ 日本語入力は可能(Figma側で編集) |
Webflowへのエクスポート | ⭕ 日本語入力は可能(要手動調整) |
コンポーネント名やラベル | ❌ 英語(後で編集可能) |
1. 日本語で使うための運用方法
方法1|AI出力をあとから日本語に書き換える
- 英語で構成を自動生成
- テキスト部分を手動で日本語に翻訳
- FigmaやWebflowで微調整
方法2|日本語のテキストで再構成(Figma内で作業)
- コンポーネントだけをRelumeで生成
- テキスト部分はFigma上で自分で日本語入力
- デザインはそのまま活用可能
方法3|Google Chromeの翻訳機能を活用
- RelumeのUIをChromeの自動翻訳機能で日本語に変換
- 操作しやすくなる(完全ではないが十分に実用的)
2. Relumeの日本語対応が進む可能性は?
2024年後半に入り、FigmaやWebflowなど海外のデザインツールも徐々に日本語対応・多言語対応が進行しているため、Relumeも将来的に日本語UIや日本語出力に対応する可能性は十分あります。
公式のアップデート情報は以下から確認可能:
👉 https://www.relume.io/changelog
Relumeでワイヤーフレームを作ってみよう!
① 新規プロジェクトを作成
メールアドレスまたはGoogleアカウントで簡単にアカウントを作成できます。

ログイン後、画面右上の「New Project」を選択してプロジェクトを作成できます!

② プロンプト / 作成ページ数 / 言語 を設定してサイトマップを作成
AI生成に必要な3つの項目を設定して「Generate Sitemap」をクリックすることで
自動で適当なサイトマップとワイヤーフレームが作成されます🧐

③ サイトマップとワイヤーフレームを確認
④ Figmaにワイヤーフレームを出力
FigmaにRelumeのプラグインを追加することで、エクスポートすることができます。
Figmaでプラグインの追加先プロジェクトを指定する必要があるので、先にワイヤーフレームの出力先は用意しておきましょう!
⑤ デザインを作成してクライアントに提案!
FigmaにRelumeのワイヤーフレームを追加することができました。
あとはいつもの工程でデザインの制作に入りましょう。
複数のワイヤーフレームを用意して、別パターンを提案するのもいいですね!
まとめ|Relumeは“Webデザイナーの相棒”になる
Relumeは、Webデザイナーにとって時間を生み出す強力な武器です。
「ワイヤーを組むのに時間がかかる…」「AIの力で効率化したい」と思っている方は、
まず無料プランで試してみるのが◎。
FigmaやWebflowと組み合わせれば、さらに強力なワークフローを構築できます。
関連リンク
- Relume公式サイト:https://www.relume.io/
- Figma公式:https://www.figma.com/
- Webflow公式:https://webflow.com/
y.kobayashi
2025.06.27 更新この記事を共有する
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https://kasoudesign.com/knowledge/relume-io/
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