【Figma】PDFを書き出す方法|複数ページや全フレームの一括出力も可能!図解&GIFで徹底解説

【Figma】PDFを書き出す方法|複数ページや全フレームの一括出力も可能!図解&GIFで徹底解説

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h.koyama

2025.06.02

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Figmaでデザインを作成したあと、
「クライアントにPDFで渡したい」「印刷用に出力したい」というシーンは多いですよね。
この記事ではPDF書き出しの基本操作から、複数ページの一括書き出し方法までを、
図解とGIFでわかりやすく解説します。

PDF出力の基本操作

選択したフレームを「個別で出力」する方法

  1. 書き出したいフレームをクリックして選択
  2. 右パネルの「デザイン」タブから「エクスポート」を探す
  3. 「+」ボタンで出力形式を追加し、「PDF」を選択
  4. 「エクスポート」ボタンをクリック

複数のフレームを「一気にまとめて出力」する方法

  1. 書き出したいフレームを複数選択する
  2. 右パネルの「デザイン」タブから「エクスポート」を探す
  3. 「+」ボタンで出力形式を追加し、「PDF」を選択
  4. 「エクスポート」ボタンをクリック

PDF出力の応用操作

全フレームを「1つのPDFにまとめて出力」する方法

  1. Figmaのメインメニューの「ファイル」を開く(web版はFigmaアイコンをクリック)
  2. 「フレームをPDFにエクスポート」をクリック
  3. 「カラープロファイル」と「クオリティ」を選択
  4. 「エクスポート」ボタンをクリック

sRGB(Standard RGB)と Display P3(ディスプレイ ピースリー)について

sRGB(エスアールジービー)は、1996年に HP と Microsoft によって定義された、最も一般的な色空間です。現在の多くのディスプレイ、プリンター、Webブラウザなどがこの規格を基準にしています。

Display P3 は Apple が主導して使用を広げている広色域の色空間で、もともとは デジタルシネマ(DCI-P3) 向けに作られたものを、ディスプレイ向けに改良した規格です。

項目sRGBDisplay P3
登場年1996年2015年頃(Apple主導)
色域狭い(標準的)広い(より鮮やか)
主な用途Web、一般画像映像制作、Apple製品
ガンマ2.22.2
ホワイトポイントD65D65

データのクオリティが選べ、高いほど高品質でファイルサイズを大きくなります
書き出されたPDFを開くと全ページ入っているのが確認できます

全フレームが書き出される順序とは?

Figmaの「フレームをPDFにエクスポート」では、左側のレイヤーパネルに表示されているフレームの並び順は関係なく、キャンバス内の「左上」に位置するフレームがPDF内のページ順になります。

こちらのフレームの配置だと画像内に記載されている番号順の並びに書き出されます。

書き出したくないフレームがある場合の対処法

すべてのフレームが対象になるため、特定のフレームだけを除外するには以下の方法を使いましょう。

  1. フレームのレイヤーを「グループ化」すると、PDF出力の対象外になります。
  2. フレームのレイヤーを「目のアイコン」で非表示(hidden)にすると、PDF出力の対象外になります。
こちらはグループ化することでフレーム書き出しの対象外になります

エクスポートしたデータはどこに
(アプリ版とWeb版の違い)

これまではアプリ版で説明しましたが、PDFを書き出したあとの保存先は、Figmaの利用環境によって異なります。

■ デスクトップアプリ版の場合

書き出し時にFinderやエクスプローラーで保存先を指定できます。
自動で「ダウンロード」フォルダなどに入ることはなく、任意の場所に保存可能です。

【補足】

  • 「エクスポート」ボタンを押すと、保存ダイアログが開く
  • ローカルに直接保存されるため、ファイルの所在が明確で安心

■ Webブラウザ版の場合

書き出しファイルは自動的にブラウザの「ダウンロード」フォルダに保存されます。

【補足】

  • 通常はOSの標準「ダウンロード」フォルダに格納されます
WEB版でエクスポートした際の表記

まとめ:FigmaでのPDF出力は3パターンを使い分けよう

  • 1枚だけ出したい時は「個別出力」
  • 複数のPDFに分けて出したい時は「一括出力」
  • すべてのデザインを1つのPDFにまとめたい時は「全フレーム一括出力」

FigmaでPDFを書き出す操作はシンプルですが、「複数ページの扱い」や「出力形式の設定」
つまづくことも多いです。今回紹介した手順を参考に、スムーズな共有・出力を行ってみてください。
この3パターンを使い分ければ、クライアント共有やプレゼン、印刷など、
さまざまな場面でスムーズに活用できます。