Sassとは
04:26Sass(サス、サース)は Syntactically Awesome Stylesheetsといいます。 CSSをより効率的に記述するためのメタ言語です。 メタ言語とは、他の言語(この場合はCSS)を拡張し、より便利にするための言語を指します。Sassには、「Sass」と「SCSS」の2つの文法(書き方)があり、自分が使いやすい方を選んで利用できます。 |
Sassを使用することで、CSSの保守性や再利用性が向上し、効率的にスタイルシートを作成できます。
特に大規模プロジェクトやチーム開発では、作業効率やデザインの一貫性が高まり、フロントエンド開発者やデザイナーにとって大きな強みとなります!
Sassは、インデント(字下げ)を使って階層を表現します。
波括弧({})やセミコロン(;)を使用しないため、コードがシンプルで見た目もすっきりとします。視覚的に整理されており、読みやすいのが特徴です。
$primary-color: #3498db
body
color: $primary-color
SCSSは、Sassの新しい文法で、CSSに近い構文を使用します。
波括弧({})とセミコロン(;)を使うため、CSSに慣れている人にとって扱いやすいのが特徴です。
$primary-color: #3498db;
body {
color: $primary-color;
}
※デザデジでは、これからの学習や実践でSCSSを使用します。
Sassでは、CSSの基本構造をそのまま使いながら、追加の機能(ネスト、変数、演算、ミックスインなど)を使用することができます。これにより、簡単に拡張可能なコードを記述できます。
HTMLの構造に合わせてスタイルを階層的に記述できます。
※ネスト構造に関しては「Sassの基本」の章の「Sassの書き方」のステップで説明します。
「Sassの書き方」を確認したい方はこちら
nav {
ul {
li {
a {
color: blue;
}
}
}
}
上記のコードは以下のCSSにコンパイルされます。
nav ul li a { color: blue; }
CSSにコンパイルとは、Sassで書かれたコードをブラウザが理解できる通常のCSSに変換することです。
SassはCSSの拡張機能なので、ブラウザは直接Sassを理解できません。そのため、SassコードをCSSに変換する「コンパイル」作業が必要です。コンパイル後のCSSがブラウザで読み込まれ、表示に使われます。
※コンパイルの方法に関しては「Sassの基本」の章の「Sassの書き方」のステップで説明します。
「Sassの書き方」を確認したい方はこちら
再利用可能な値を変数として定義できます。
「変数」を確認したい方はこちら
$primary-color: #3498db;
body {
background-color: $primary-color;
}
繰り返し使うスタイルを再利用できます。
「@mixin / @include」を確認したい方はこちら
@mixin border-radius($radius) {
border-radius: $radius;
}
button {
@include border-radius(10px);
}
他のセレクタのスタイルを継承できます。
「@extend」を確認したい方はこちら
%button-style {
padding: 10px;
border: none;
}
.btn {
@extend %button-style;
background-color: blue;
}
数値や色の計算ができます。
「演算」を確認したい方はこちら
$base-spacing: 10px;
.container {
margin: $base-spacing * 2;
}
以上が、「Sassとは」についての説明でした。
sassはCSSを効率的に記述するための拡張ツールです。基本的な書き方を覚えて、実際にコードを書いてみることで、より深く理解することができます。
次のステップで、「ターミナルについて」について説明していきます。
Sassコーディング
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