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Sassの書き方

「Sassとは?」のステップで、SassにはSass(インデント形式)とSCSS(波括弧形式)の2つの記述形式があると紹介しました。デザデジでは、CSSに近い記述ができるSCSS形式を採用しており、「Sassの書き方」以降のステップではSCSSを使って進めていきます。

Sassの記述形式を確認したい方はこちら

Sassの基本的な書き方

SCSSでは、スタイルを入れ子構造(ネスト)で記述します。
これにより、親子関係がわかりやすく整理でき、通常のCSSよりも直感的で見やすくなります。

通常のCSSでは、親要素と子要素を個別に記述しますが、SCSSでは親要素の中に子要素を入れ子にして書けるため、より効率的にスタイルを管理できます。

  • CSSの場合
    .nav {
      background-color: #333;
    }
    
    .nav a {
      color: white;
      text-decoration: none;
    }
    
    .nav a:hover {
      color: #ff6347;
    }
  • SCSSの場合
    .nav { 
      background-color: #333;  
    
      a { 
        color: white; 
        text-decoration: none;  
    
        &:hover { 
          color: #ff6347;
        } 
      } 
    }

セレクタを参照する方法

SCSSには、いくつかセレクタを参照する方法があります。
以下は基本的なSCSSの例となります。

  1. 通常の子セレクタのネスト
    子要素は、親要素の中にネストして書くことで、親子関係を視覚的に整理できます。
    &(アンパサンド)を使わず、通常のセレクタをそのままネストします。
    .nav { 
      background-color: #333;  
    
      .item { 
        color: white; 
        padding: 10px;
      }
    }
    この場合では、.nav .itemにスタイルが適用されます。
  2. &(アンパサンド)を使って参照する方法
    &(アンパサンド)は親セレクタを参照するために使います。
    親セレクタの一部を再利用したり、状態や疑似クラスを追加することができます。
    .nav { 
      background-color: #333;  
      
      a { 
        color: white; 
        text-decoration: none;  
        
        &:hover {  // 親セレクタ(.nav a)のhover状態を指定
          color: #ff6347;
        }
    
        &.is-active {  // 親セレクタ(.nav a)のis-activeクラスを指定
          color: #ff6347;
        }
      } 
    }
    この場合では、&:hoverと&.is-activeを使って、aタグに対してhover状態や.is-activeクラスが追加された状態を指定しています。&を使うことで、親セレクタ(.nav a)に続けて状態やクラスを簡単に追加できます。

以上が、「Sassの書き方」についての説明でした。
SCSSを使うことで、複雑なレイアウトやスタイルを効率よく作成でき、スタイルシートの保守性も向上します。基本的な書き方を覚えて、実際にコードを書いてみることで、さらに理解を深めることができます。

次のステップで、「ブラウザで表示」について説明していきます。

Sassコーディング

全 9 動画
  • Sassとは

    04:26
  • ターミナルについて

    05:08
  • Sassのインストール

    04:42
  • Sassの書き方

    02:35
  • ブラウザで表示

    01:58
  • 会員限定変数

    03:38
  • 会員限定@mixin / @include

    03:27
  • 会員限定@extend

    03:51
  • 会員限定演算

    02:54