Sassとは
04:26「Sassとは?」のステップで、SassにはSass(インデント形式)とSCSS(波括弧形式)の2つの記述形式があると紹介しました。デザデジでは、CSSに近い記述ができるSCSS形式を採用しており、「Sassの書き方」以降のステップではSCSSを使って進めていきます。
SCSSでは、スタイルを入れ子構造(ネスト)で記述します。
これにより、親子関係がわかりやすく整理でき、通常のCSSよりも直感的で見やすくなります。
通常のCSSでは、親要素と子要素を個別に記述しますが、SCSSでは親要素の中に子要素を入れ子にして書けるため、より効率的にスタイルを管理できます。
.nav {
background-color: #333;
}
.nav a {
color: white;
text-decoration: none;
}
.nav a:hover {
color: #ff6347;
}
.nav {
background-color: #333;
a {
color: white;
text-decoration: none;
&:hover {
color: #ff6347;
}
}
}
SCSSには、いくつかセレクタを参照する方法があります。
以下は基本的なSCSSの例となります。
.nav {
background-color: #333;
.item {
color: white;
padding: 10px;
}
}
この場合では、.nav .itemにスタイルが適用されます。.nav {
background-color: #333;
a {
color: white;
text-decoration: none;
&:hover { // 親セレクタ(.nav a)のhover状態を指定
color: #ff6347;
}
&.is-active { // 親セレクタ(.nav a)のis-activeクラスを指定
color: #ff6347;
}
}
}
この場合では、&:hoverと&.is-activeを使って、aタグに対してhover状態や.is-activeクラスが追加された状態を指定しています。&を使うことで、親セレクタ(.nav a)に続けて状態やクラスを簡単に追加できます。以上が、「Sassの書き方」についての説明でした。
SCSSを使うことで、複雑なレイアウトやスタイルを効率よく作成でき、スタイルシートの保守性も向上します。基本的な書き方を覚えて、実際にコードを書いてみることで、さらに理解を深めることができます。
次のステップで、「ブラウザで表示」について説明していきます。
Sassコーディング
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