1. altタグとは?
altタグ(またはalt属性)は、画像に対してテキストの説明を付けるためのHTML属性です。altタグは画像が表示されない場合の代替テキストを提供する役割を持つと同時に、検索エンジンが画像の内容を理解しやすくするため、SEOにおいても重要です。以下に、altタグの役割、活用方法、注意点について説明します。
<img src="" alt="ここに画像の説明を入れます">
2. altタグが必要な理由
• 検索エンジンに伝える:altタグを適切に設定すると、検索エンジンが画像の内容を理解しやすくなり、画像検索の結果に反映されます。
• アクセシビリティの向上:視覚障害を持つユーザーや画面リーダー(音声で内容を伝えるツール)を使用する人々が、画像の内容を理解できるようにするために重要です。
3. SEOにおけるaltタグの活用方法
• 画像の内容を具体的に記述する:altタグには、画像が示す内容を簡潔かつ具体的に記述します。例えば、商品画像であれば「黒いレザーのハンドバッグ」や「ビーチでサーフィンをしている人」など、画像を見なくても内容が分かるようにするのがポイントです。
例
<img src="" alt="黒いレザーのハンドバッグ">
• キーワードを自然に含める:画像が関連するページのSEOキーワードがある場合、無理のない範囲でaltタグにキーワードを含めます。ただし、SEO効果を狙ってキーワードを過度に詰め込むと逆効果になるので、自然に説明に織り込むのが理想です。
• 特殊な画像には配慮する:装飾用画像や、デザイン上の目的で配置されている画像には、altタグは「空」にするか、alt属性自体を削除します。たとえば、単なるボーダーやアイコンなどがこれに該当します。空のaltタグ (alt=””) は、スクリーンリーダーに無視されるため、ユーザーの混乱を防ぐことができます。
例
<img src="" alt="">
4. altタグをつける際の注意点
• altテキストを長くしすぎない:altタグは画像の内容を説明するためのものですが、あまりにも長い説明は避けます。10〜40文字程度で簡潔にまとめることが望ましく、あくまで要点を押さえた短い説明に留めましょう。
• キーワードの過剰使用(キーワードスタッフィング)に注意:キーワードを繰り返し入れすぎると、検索エンジンからスパムとみなされ、ペナルティの対象となる可能性があります。キーワードは自然な範囲で活用し、無理に挿入しないように気をつけましょう。
意味のない情報は避ける:「画像」「写真」などの言葉は、特に必要がない限りaltタグに含めません。画像であることはHTMLタグから分かるため、冗長な情報を入れず、内容に集中しましょう。
5. まとめ
• altタグはSEOとアクセシビリティ両面で重要です。
• 画像内容を簡潔に具体的に説明し、ページのキーワードを無理なく含めることが理想です。
• 装飾画像には空のalt属性を設定し、不要な情報は避けること。
• SEOを意識しつつ、ユーザーが本当に役立つ情報を意識してaltタグを設定することが重要です。
altタグを正しく使うことで、検索エンジンとユーザー双方にとって価値のあるサイト作りが可能になります。
小山浩行
2024.11.12