Googleは、2025年6月30日(PDT午前7:30~7:34)に「June 2025 Core Update」を正式に開始しました。
これは今年2回目の重要なコアアップデートで、完了まで最大3週間かかる見込みです。
今回のアップデートは、2025年3月のアップデートと連続性がありつつも、
より「実体験」「信頼性」「使いやすさ」にフォーカスした調整となっています。
本記事では、今回のアップデート内容の簡単な解説と、
それを受けてサイト運営者が具体的にどのように対応すべきかを、わかりやすく解説します。
まず押さえたい!今回のアップデートのポイント
どんな変化があったのか?
時期 | 主な内容 |
---|---|
2025年3月 | AIなどで作られた「質の低い量産記事」を除外。 人が書いた信頼性のある情報を優遇。 |
2025年6月 | 「誰が書いたか」「実体験があるか」「読みやすさ・速さ」 「GoogleのAIが理解しやすいか」がより重要に。 |
前回のアップデートで質の悪い量産記事が除外され始め、今回のアップデートでより記事の質が求められるようになったためメディア・コラムサイトの運営者はよりサイトの1記事の構成と内容を継続的に改善していく必要があります。
以下はコアアップデート直後のKASOUのオーガニック状況です。
今の所大きな現象は見られないですが、ヒヤヒヤしながら毎日ahrefsをチェックしています😂

難しい話をもっとわかりやすくすると…
■ 3月のアップデート(2025年3月13日)
- ネットにある「どうでもいい内容の量産サイト」を下に落とす動き。
- たとえば、AIで適当に作った記事や、どこかの情報をコピペしただけの記事が対象。
- 逆に、「人間がちゃんと考えて書いた内容」や「専門家が書いている記事」は上に来るように。
例:「ChatGPTで作った記事をそのまま出しただけ」みたいなサイトは、下げられた。
■ 6月のアップデート(2025年6月30日)
- 3月の方針をさらに強化した内容。
- 特に評価されたのは次の3つ👇
- 実体験がある記事
→「実際にやってみた」「使ってみた」「行ってみた」など、体験ベースの内容。 - 見やすくて速いページ
→ スマホで読んでも早く表示されて、読みやすいページが有利。 - AIの要約機能に伝わりやすい書き方
→ Googleが自動でページをまとめる「AI要約」に、ちゃんと伝わるように見出し・構成・文章が整ってること。
例:「自分が試してみた感想+写真」などがあって、読みやすい記事は評価アップ。
サイト運営者として今やるべき5つのこと
1. 著者情報と実体験を記事にしっかり書く
- 「誰が書いてるか」「何を体験したか」を明記
- 専門性・実績があるならしっかりアピール
2. AIで作った記事はそのまま使わない
- 下書きとしてAIを使うのはOK
- 実体験や独自の視点を人の手でしっかり追加する
3. 表示速度・スマホ対応を見直す
- 画像は軽く(WebP推奨)、フォントは読みやすく
- PageSpeed Insightsなどでスコアを確認
4. 構成と見出しを整える(AI対策)
- h2・h3などの見出しを使って、論理的に整理
- 記事冒頭で「この記事でわかること」を伝える
5. 「検索ユーザーが本当に知りたいこと」を深く書く
- 表面的な情報だけでなく、「比較」「注意点」「体験談」なども加える
記事を公開前にチェックしたいポイント
記事が書き上がったら、そのまま公開せずに一度立ち止まりましょう。
以下のポイントをチェックすることで、「読者にとって本当に価値のある記事かどうか」「Googleに正しく評価されやすいかどうか」を判断できます。
以下のチェックリストを活用し、記事の品質をもう一段引き上げてから公開しましょう。
チェック項目 | OK? |
---|---|
誰が書いたか、経験があるか明記しているか? | ☐ |
検索ユーザーの「本音の疑問」に答えているか? | ☐ |
見出しや構成は読みやすく整理されているか? | ☐ |
表示スピードは問題ないか? | ☐ |
AIで作っただけの浅い内容ではないか? | ☐ |
今後のサイト運営の方向性
今回のアップデートは一時的な変化ではなく、Googleが今後も重視していく方向性を明確に示したものです。
つまり、これからのサイト運営では「中身のある記事」や「信頼性」「体験ベースの情報提供」がより一層求められるようになります。
短期的な順位対策よりも、長く検索で評価されるサイトづくりにシフトすることが、今後のSEOで生き残るカギです。
以下に、今後注力すべき方針をまとめました。
分野 | 対応の方向 |
---|---|
コンテンツ制作 | 「自分の体験」や「専門的な視点」を重視する |
SEO対策 | 技術(表示速度)× 内容(信頼・体験)× 構成(AI対策)の3軸で見直す |
運営体制 | AIツールは補助に使い、最終的には人の手でクオリティを上げる |
過去記事 | アクセス減の記事は、実体験・構成・速度面を中心にリライト |
前回のアップデートの詳細 (2025年3月13日)
前回のGoogleのコアアップデートについての詳細とすぐにできるSEO対策は以下の記事にまとめているので合わせてチェックしましょう!
y.kobayashi
2025.07.01 更新この記事を共有する
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