【iPadでFigma編集は可能?】マウスとキーボードでどこまで使えるか!

【iPadでFigma編集は可能?】マウスとキーボードでどこまで使えるか!

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y.kobayashi

2025.08.07 更新

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はじめに

「iPadだけでFigmaを編集できたら、もっと自由に作業できるのに」
そんな声に応える形で、今回はiPad単体でFigmaを編集する方法を解説します。

実は、マウスとキーボードを用意すれば、iPadでもFigmaの編集作業はかなり実用的になります。
ただし完全な代替にはならない点もあるため、この記事では実際にできること・できないことを含めて丁寧に解説します。

iPad単体でFigmaは編集できるのか?

結論として、iPad単体では編集作業にかなりの制限があります
しかし、Bluetoothマウスキーボードを使えば、PCに近い環境で編集作業が可能になります。

Figmaはそもそもマウスとキーボードによる操作を前提としたツールです。
そのため、指やApple Pencilだけでは操作しにくく、操作ミスが多くなります。

1. 必要な機材と推奨環境

iPadで快適にFigmaを編集するには、次のセットアップが必要です。

  • iPad(Pro / Air / 無印でもOK)
  • Bluetoothキーボード(Apple純正やロジクールなど)
  • Bluetoothマウスまたはトラックパッド
  • Safariブラウザ(FigmaはSafari推奨)

Apple Pencilは編集操作には非対応ですので、あくまで閲覧やメモ用途にとどめましょう。

2. FigmaをSafariで編集する手順

  1. SafariでFigmaにアクセス
  2. アカウントにログイン
  3. ブラウザの「Aa」ボタンから「デスクトップ用Webサイトを表示」を選択
  4. 編集したいファイルを開いて作業開始

モバイル表示のままだと編集機能の多くが制限されるため、
必ず「デスクトップ用表示」に切り替えてください。

3. 実際にできること・できないこと

iPadにマウスとキーボードを接続すれば、以下のような編集作業が可能です。

🙆‍♂️ できること

  • オブジェクトの選択・移動・サイズ変更
  • テキストの追加や編集
  • フォントの変更
  • オートレイアウトの設定やコンポーネントの作成
  • 基本的なショートカットの利用(⌘+Zなど)

🙅‍♂️ できない/不安定なこと

  • ドラッグによる複数オブジェクトの選択が不安定
  • キーボードショートカットの一部が反応しない
  • プラグインは基本的に使用不可
  • Apple Pencilでの操作は未対応
  • UIの一部が小さすぎて押しにくいことがある

快適に操作するためのコツ

  • iPadは横向き(ランドスケープ)で使用する
  • Safariを使う(Chromeだと不具合が出やすい)
  • アクセシビリティ設定で「マウスの右クリック」を有効にしておく
  • トラックパッドよりマウスのほうが操作精度が高い場合がある

iPadに最適化されたデザインアプリを活用する方法

FigmaをiPadで本格的に使うのが難しい場合、iPadに特化したデザインアプリを活用して素材を作り、Figmaに取り込むという方法もあります。



まとめ

iPad単体ではFigma編集は現実的ではありませんが、マウスとキーボードを使えば十分実用的に使えます。ただし、細かい調整やプラグイン操作が必要な場面ではPC環境のほうが圧倒的に快適です。

出先での軽い編集やプレゼンには、iPad+マウス+キーボードの構成は非常に便利です。必要に応じて外部アプリも活用しながら、最適な制作環境を整えていきましょう。

この記事の振り返りFAQ

iPad単体でFigmaを編集できますか?

iPad単体では編集操作に大きな制限がありますが、Bluetoothキーボードとマウスを接続すれば、実用的な編集が可能になります。

Figma公式のiPadアプリはありますか?

2025年8月時点で、Figma本体の公式iPadアプリはリリースされていません。FigJamはiPadアプリがありますが、Figmaの編集機能はありません。

Apple PencilでFigmaを編集できますか?

Apple Pencilでの本格的な編集操作には対応していません。閲覧やクリック程度の操作には使えますが、精密な編集はできません。

FigmaをiPadで編集するために必要なものは?

iPad本体、Bluetoothキーボード、Bluetoothマウス(またはトラックパッド)、Safariブラウザが必要です。

iPadだけで完結したい場合の代替アプリは?

Linearity Curve(旧Vectornator)、Affinity Designer、Procreateなどがおすすめです。Figmaと連携するにはSVGやPDFなどで書き出してください。

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