Webデザインの基本として定番の『8pxグリッド』。要素間の距離を整えることで、視覚的な一貫性を持たせたデザインが実現できます。しかし、Figmaのデフォルト設定では要素を10px単位で移動するため、距離の微調整が必要になる場面も多いのではないでしょうか。本記事では、Figmaのナッジ設定をカスタマイズして、効率よく要素間の距離を調整する具体的な方法をご紹介します。
8pxグリッドとは?Webデザインの基本を解説
8pxグリッドとは、UIデザインやWebデザインにおいて、要素の配置やサイズを8の倍数(8px, 16px, 24pxなど)で統一する設計ルールです。このグリッドシステムを採用することで、整然としたデザインを実現し、視覚的な一貫性を保つことができます。
1. 画面解像度に対応しやすい
現代のデバイスは高解像度化が進み、ピクセル単位の整合性が重要です。8pxグリッドは、一般的な解像度(2x, 3xスケール)においてもズレが生じにくく、レティナディスプレイ(Retina)にも対応しやすいのが特徴です。
2. レスポンシブデザインに最適
8pxは、小さい画面から大きい画面まで拡大・縮小しやすく、異なるデバイス間でのデザインの整合性を保ちやすいサイズです。
3. 視覚的なバランスを向上
8pxの倍数で揃えることで、余白や間隔が統一され、整ったデザインを構築できます。不規則な間隔を避けることで、視覚的なノイズを減らす効果があります。
Figmaのナッジ設定を変更する方法
以下が変更方法になります。
- Figmaメニューをクリック
- 基本設定にカーソルを合わせる
- ナッジ… をクリック
ナッジをクリックすると「小さな調整」と「大きな調整」を変更することができます。
「小さな調整」は矢印キーを単体で押すと適用されます。デフォルトでは「1px」です。
「大きな調整」はShiftキーを押しながら矢印キーを使うと適用されます。デフォルトでは「10px」です。
まとめ
ナッジの小さな調整と大きな調整を適切に使い分けることで、細かい調整と大まかな配置を効率よく切り替えられます。特に8pxグリッドを使用している場合、「大きな調整」を8pxに設定すると、統一感のあるデザインが簡単に実現できます。
h.koyama
2025.01.22この記事をシェアする
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