Photoshop (Beta)に搭載された新AIツール「調和(Harmonize)」をご存じでしょうか?
これは、異なる画像を簡単に“なじませる”ための機能で、
AIが背景と被写体の色味・明るさ・雰囲気を自動調整してくれる優れもの。
「人物を背景に合成したけど、浮いて見える…」そんな悩みを、クリック一つで解消してくれます。
※現在はBeta版のためこれからさらにアップデートされる予定です。
Photoshop (Beta) 25.0以降で実装(2025年8月現在)
調和で解決できること
調和(Harmonize)は、主に以下のような合成時の違和感を自動補正してくれます。
- 背景と被写体の色味が合わず、浮いてしまう
- 異なる照明環境で撮られた素材同士の統一感が出ない
- 商品画像やサムネイルで、色や雰囲気のバラつきが気になる
実際には、AIが背景の色情報をもとに、被写体の色調を合わせてくれるため、
「撮った素材を活かしつつ、自然に見せる」ことが簡単になります。
Photoshop (Beta)のインストール方法
Photoshop (Beta)のインストール方法は以下の通りです。
- Creative Cloudにアクセス
- サイドバーの「アプリ」から「ベータ版アプリ」のカテゴリを選択
- Photoshop (Beta)を探してインストール


調和の使用方法
「調和(Harmonize)」は、たった数クリックで使えます。以下が実際の流れです。
- 被写体と背景画像を用意
- 被写体を背景に合成
- 調和ボタンを押す
1. 被写体と背景画像を用意
調和させたい素材(例:動物)と、背景画像を準備します。

2. 被写体を背景に合成
被写体の背景を削除し、背景画像にコピペして合成します。
その後、被写体のサイズや位置を調整しておきましょう。
3. 調和ボタンを押す
被写体のレイヤーを指定し、「調和」ボタンをクリック。

違いを確認してみる
レイヤーの表示、非表示の切り替えでどう変化したか確認してみましょう。
3つのバリエーションが出力
調和では3つのバリエーションが作成され、その中から選ぶことができます。
また、選択したバリエーションからさらに調整を加えることができます。

別の素材で試してみる
別の素材でも試してみて、自分の中で向き不向きの違いを掴んでみましょう。

画像の切り抜きについてはこちらで詳しく解説
Adobe公式ページ
Photoshop(Beta)の「調和」でオブジェクトを背景にブレンド
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/blend-subjects-with-harmonize.html
まとめ
Photoshop (Beta)の新機能「調和(Harmonize)」は、
背景と被写体の色味や雰囲気を自動でマッチさせるAIツールです。
合成画像にありがちな違和感をワンクリックで自然に整えてくれるので、
初心者からプロまで幅広く活用できます。EC画像やサムネイル制作にもおすすめの機能です。
h.koyama
2025.08.08 更新この記事を共有する
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